ログイン | トップ

 山するめの読書ナビゲーター  マガジンID:03651
読書中毒の山するめが読んだお勧め本の要約、 感想、購入案内を致します。 生活を豊かにするための読書ナビゲーターと してご購読ください。

最終発行日:2015年6月27日 総発行回数:24回
登録日:2009年11月4日 読者数:58
発行周期:不定期 登録料:無料
バックナンバー:全て公開 発行者のホームページ

 個人情報の取扱いについてをご確認の上、メールアドレスを入力して購読してください。
  
  

バックナンバー

 新聞・テレビはなぜ平気で「ウソ」をつくのか
  発行日時:2012年6月3日 マガジンNo.03651
新聞・テレビはなぜ平気で「ウソ」をつくのか
上杉隆 著 ISBN978-4-569-80282-4
PHP新書 720円(税別)

昨年の震災以来マスコミの報道がおかしいと思うように
なったところでこの本を手に取りました。
著者は、ジャーナリストを無期限休業した上杉隆氏です。

本の帯にはこう書かれています。
忘れてはいけない震災報道「9つのウソ」
1.「メルトダウンはしていません」
2.「放射性物質は拡散していません」
3.「半径20キロメートル圏外の地域は安全です」
4.「年間20ミリシーベルトまで大丈夫です」
5.「低濃度の汚染水を海洋放出しました」
6.「海産物は食べても安全です」
7.「農産物は食べても安全です」
8.「工程表のとおりに収束します」
9.「自己原因を徹底的に検証します」

どうも嘘じゃないかと思っていたことがそのまま嘘だった
というような混乱がこの一年の報道には見られます。

でも実は報道って前からそうだったんだなって事をこの本
で得心しました。

第1章(15P~)には、記者たちの「癒着メモ」を暴くと題
されていて、マスコミ各社の記事の元になるメモの存在が
明らかにされています(19p~)。

ここで例として挙げられているのが、菅前総理の
「僕はものすごく原子力には強いんだ」
発言。

元になったメモは、
Q.
首相はそれ(放射線問題)について問題意識を持っている?
A.
本人は「ぼくはものすごく原子力には強いんだ」と。
辻元さんが「まいっちゃうよねえ」とかいってたね。
ハハハ。
・・・だそうです。

これがデスクに上げられて、デスクが記事にしたものが報道
されるというのが基本形。

でも、上のメモと実際の報道との間にはかなりのニュアンスの
違いがあったと思います。
又聞きの又聞きでは、正確なところは伝わらないし、記者は
現場からただメモをデスクに上げるという作業をしているだけ
ということで、責任はどこにあるのかよくわからない。
どうなってんだ?って感じがします。

各社の記者が話し合い、当番で残った記者が書いた記事が各社
に回されて、同じメモを表現を変えて報道しているという事も
この本には書かれています(28p)。

官房機密費は現場の記者たちのメモを閲覧するための謝礼として
使われている(44p~)とか、鉢呂氏が経済産業大臣当時に
「放射能をつけちゃうぞ」と言ったとか、「死の町」発言をした
とか問題になりましたが、先の言葉は記者が振り、後の言葉は
現地の住民からの要請で言った言葉だとか(96p)。
でも、報道は地元住民が激怒した事になっていましたね。
鉢呂氏本人が発言を否定しても、そこは報道されず言った事に
されたと述べています。

著者によると、問題は記者クラブという談合組織の存在で、それを
最初に問題視した小沢一郎氏は、なにかにつけ攻撃されている模様
だとか(113p)。

更に今、記者クラブのライバルはインターネットメディア。
ネットの絡む事件は、いかにも”闇”というイメージで報道され
ます(148p)。

しかし、当事者本人や個人が真実を訴えかけるにはこのメディア
しかありません。
言論の自由を叫んできたマスコミが、他の人のそれを奪うことに
ならないようにしてほしいものです。

お勧め★★★★★!

-------------------------------------------------------
関連記事

山するめ日記
http://pub.ne.jp/yamasurume/?entry_id=4346406
山するめのお勧め本棚
http://booklog.jp/item/1/4569802826

  FAQ・ヘルプ | 利用規約 | メルマガ発行規約 | 広告掲載規約 | 個人情報保護方針 | 会社概要  
Copyright(C) 2002-2010 INFOCART,INC. ALL RIGHTS RESERVED.
インフォカート |  無料情報ドットコム