| ■バックナンバー |
| 荒茶、産地続々と検査拒否! | |
| 発行日時:2011年5月21日 | マガジンNo.05064 |
| さて、政府からの荒茶の放射能検査要請。 産地が続々と検査拒否をしているようです。 <荒茶>検査要請 産地続々拒否へ http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110520-00000016-mai-soci 理由は基準への不満。 湯に溶けだすセシウムは生茶葉の数十分の1であるにも関わらず、 比較的数値が高くなる荒茶で検査をするという方針が反発を招いているようです。 ただ、この問題、少し考えなくてはいけません。 なぜなら、検査は誰のためにあるのかということが関わってくるからです。 数値が高いとなぜ嫌なのでしょうか? それはもちろん消費者がお茶を買わなくなるからですよね。 農家の方はこれを恐れているわけです。 確かにこれは農家の側からしたら、たまったものじゃありません。 茶葉が売れなければ生活にかかわってきますから。 しかしですよ。 じゃあ、検査は誰のためにあるのかと言われれば、 消費者のためにあるんですね。 結局のところ、対消費者という観点から観れば、 農家というのはあくまで販売者なわけです。 そこには当然食の安全を守る義務があり、 それは農家が嫌だろうが何だろうが、 当然達成すべき義務なのです。 検査の基準が不満なら反対するのは構いません。 それには農家なりの理由があるのでしょうから。 しかし、検査を拒否すると同時に、 まったく何の検査もしていない商品を 市場に流通させるとなれば話は別です。 安全基準を満たしていると確認できないものを販売するというのは 今回の原発問題に関わらず、認めてはいけないことだからです。 反対をするのであれば、その間は出荷しない。 出荷したいのであれば、国の基準に沿った検査を受け、 基準をクリアする。 その辺は販売者として、しっかりとした姿勢で守って欲しいと思います。 そもそも、放射性物質が検出されたために損害を被ったのであれば、 東電に損害賠償を請求すれば事足りるはず。 そういったケースは風評被害ではなく、明らかに原発事故による損害だからです。 また、風評被害に関しても、これだけあからさまな形で影響していれば、 既に実害のレベル。損害の規模を確定するのは難しいかもしれませんが、 損害の賠償請求自体が却下されるなんてことは考えにくいです。 (もし、法がこれを損害賠償の対象外であると判断すれば、 それは今回の風評被害の責任を農家に負わせるということになり、 さすがにそういったケースは考えづらいからです。 一生懸命に茶葉を生産し、義務を履行してきた農家が いったい何をしたというのでしょう。) 東電は風評被害について賠償するつもりはないのかもしれませんが、 上記の判断に東電の見解が入り込む余地はありません。 福島および近隣の県で高い数値の放射性物質が検出されているのは事実ですし、 実際に高い放射性物質の値が検出された場合、 広域にわたり悪影響を受けているわけですから。 こういったニュースの記事を読んでいると、 なんだか民主党政権を批判したいという思惑が 見え隠れしているような気がして不快です。 放射性物質による内部被爆の危険性を考えれば、 「一番数値の高いところで検査する」という方針は あながち無茶苦茶な話では無いと思うからです。 一番厳しいところでクリアすれば、かなり安全なものと判断できる訳ですし。 逆に一番緩いところで検査なんて、ちょっとゾッとしませんか? あなたの大事な家族や子供が飲むペットボトルのお茶にだって、 使われるかもしれないんですよ。 そういったことを考えれば、むしろ歓迎すべき検査基準じゃないんですかね? |
|


